築地跡地は「段階的整備」、都有識者会議とりまとめ

2018/5/21 12:27
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東京都は21日、築地市場が豊洲市場へ移転した跡地の活用策を検討する有識者会議を開き、議論をまとめた。地下鉄や道路の整備状況にあわせ、再開発を何回かに分けて進める「段階的整備」を盛り込み「将来の都民にとっての価値を最大にする」と目標を示した。都は2018年度中に街づくり方針を策定する。

近藤座長から「築地まちづくりの大きな視点」を受け取った小池知事(21日、東京都庁)

近藤座長から「築地まちづくりの大きな視点」を受け取った小池知事(21日、東京都庁)

17年10月に始まった築地再開発検討会議が「築地まちづくりの大きな視点」をまとめた。築地跡地には地下鉄新線の構想があるほか、幹線道路の環状2号も整備される。検討会議はこれらのインフラ整備を念頭に「一気にではなく、段階的開発により価値の最大化を図るべきだ」と指摘した。

検討会議の場で近藤誠一座長(元文化庁長官)から報告書を受け取った小池百合子知事は「大きな鳥の目でとらえていただいた。築地という伝統ある地域を生かせるように都として報告書を生かしたい」と述べた。

小池百合子知事は17年6月に示した基本方針で築地跡地を「食のテーマパーク」にする構想を打ち出し、豊洲市場に整備する集客施設「千客万来施設」の事業者から反発を招いた。検討会議は築地跡地の具体的な施設内容は示さず「千客万来施設事業のコンセプトとの両立や相乗効果を図る」と明記するにとどめた。

都は今回の取りまとめを参考に、より具体的な街づくり方針を18年度中に策定。その後は民間事業者からの提案を受けて開発を進める考えだ。

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