2018年7月22日(日)

「貿易戦争の回避で一致」 中国副首相が表明

米中衝突
中国・台湾
2018/5/20 5:21
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 【ワシントン=原田逸策】米国と中国の貿易摩擦を巡る協議で、中国側代表団を率いた劉鶴副首相は19日、「今回の協議の最大の成果は双方が貿易戦争をせず、お互いに追加関税をかけ合うことはしないとの認識で一致したことだ」と語った。ただ、米通商法301条による制裁を米国が取り下げたかどうかなど具体策には言及していない。

 国営新華社が伝えた。劉氏は「今回の訪米は前向き、実務的で建設性と成果に富む」と指摘。「双方が前向きで健全な米中の経済貿易関係を築くことで多くの共通認識に達した」と強調した。

 具体的には、エネルギーや農産品、医療、ハイテク製品、金融などの分野で貿易面の協力を深める。劉氏は「中国の質の高い発展を後押しし、国民の需要を満たす。同時に米国の貿易赤字を減らすことができ、ウィンウィンの選択だ」と語った。米中は投資や知的財産権保護の分野でも協力を深めることでも一致したという。

 ただ、劉氏は同時に「両国の長年の経済貿易関係の構造問題を解決するには時間がかかる」とも指摘。「冷静にみて、対話を続け、適切に処理しなければならない」と語った。中国がハイテク産業を巨額の補助金で支援する「中国製造2025」などを巡る協議で双方の溝が深かったことをうかがわせた。

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