2018年8月16日(木)

海保能力向上へ支援、島サミットで首相 インフラ整備も

政治
2018/5/19 10:00 (2018/5/19 13:45更新)
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 安倍晋三首相は19日午前、福島県いわき市で開いた太平洋・島サミットで演説し、島しょ国の海上保安能力の向上を支援する方針を表明した。「海を守る能力の向上に日本は助力を惜しまない」と語った。北朝鮮の海上密輸や中国の海洋進出の動きを念頭に、法の支配と海洋秩序の維持の必要性を強調。人材育成や機材供与で協力する考えを打ち出した。

「太平洋・島サミット」の首脳会合で基調講演する安倍首相(19日午前、福島県いわき市)=共同

 首相は「海の秩序に法の支配を打ち立てる」と訴えた。海上警備に関し、今後3年間で500人の人材育成を支援する。自身が掲げる「自由で開かれたインド太平洋戦略」への理解も求めた。質の高いインフラ整備を進める考えを示した。

 首相は島しょ国の首脳に対し「太平洋とインド洋を区別する習わしは人為的なものだ」と指摘。「『青の太平洋』は『青のインド洋』と一体だ」と訴えた。3年ごとに開く島サミットの次回会合に向け、今後3年間で5000人規模の人的交流拡大に取り組む。

 19日午後に採択した首脳宣言には、北朝鮮問題への対応を初めて盛り込んだ。北朝鮮が公海上で違法に積み荷を移し替える「瀬取り」への深刻な懸念を表明。国連安全保障理事会の制裁決議の完全履行と圧力維持の方針を改めて確認した。

 島サミットは太平洋島しょ国の16カ国・地域とオーストラリア、ニュージーランドの首脳らが参加した。

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