2018年11月16日(金)

トランプ氏、中国副首相と会談「農産物貿易の拡大を」

2018/5/18 9:59 (2018/5/18 12:43更新)
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【ワシントン=原田逸策】米国と中国の貿易摩擦を巡る公式協議が17日、ワシントンで始まった。トランプ米大統領は中国の交渉団を率いる劉鶴副首相と会談し「米中はエネルギーや製造業での貿易投資の協力を強め、農産品貿易や市場参入を拡大し、知的財産権保護を強化すべきだ」と語った。劉氏は「中国は米国とともに努力し、平等で互恵的な関係の基礎に立ち、双方が関心を持つ問題を適切に処理、解決したい」と応じた。

中国共産党の機関紙、人民日報が伝えた。

トランプ氏は「米中両国は経済発展の勢いがあり、市場の潜在力は巨大で、広大な協力の余地がある」と指摘。「米中双方の交渉団が両国の経済貿易関係に存在する問題を前向きに解決することを望む」と語った。

劉氏は「今回の訪問では両国首脳の共通認識に基づき、経済貿易問題で意見を深く交わす」と表明。「経済貿易関係が両国関係を安定、促進する役割を引き続き果たすようにしたい」と話した。

協議は18日まで。5月3、4日に北京で開いたのに続いて2回目。米国側はムニューシン財務長官、ロス商務長官、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表らが参加。中国は劉氏のほか中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁、財政省の朱光耀次官、商務省の王受文次官らが臨んだ。

協議では中国側が米国から天然ガスや農産物の輸入を増やして対米貿易黒字を圧縮する具体策を検討する一方、米国側は中国の国有通信機器大手、中興通訊(ZTE)への制裁を見直す案を練っているとみられる。

欧米メディアは17日の協議で、中国側が年2000億ドル(約22兆円)の貿易黒字削減案を提示したと相次いで報じた。輸入を拡大する品目の内訳など詳細は不明だが、米国の要求に沿った金額を示して譲歩姿勢をアピールする狙いとみられる。

劉氏との会談に先立ち、トランプ氏は17日に記者団に「中国は年に数千億ドルも米国から奪ってきた。習近平(シー・ジンピン)国家主席にも『これ以上続けられない』と説明した」と述べ、対中貿易赤字の圧縮をめざす姿勢を強調した。トランプ氏は「交渉がうまくいくかどうか疑っている。中国がとても甘やかされてきたからだ。だがこれ以上許すわけにはいかない」と述べた。

ZTEを巡っては「習氏が『中国の雇用にとても悪い影響が出ている』として私に問題を調べるよう頼んだ」と述べた。そのうえで「ZTEは米国や米国経済にとても悪いことをたくさんした。ZTEは米国企業からたくさんの部品を買ってもいる」と語った。

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