ウナギ養殖 独自審査 「認証」のアミタ、岡山のエーゼロに

2018/5/17 21:48
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環境コンサルなどを手掛けるアミタホールディングスの事業会社、アミタ(東京・千代田)は17日、岡山県西粟倉村で地域密着ビジネスに取り組むエーゼロ(同村)のニホンウナギ養殖場に対し行っている審査の様子を公開した。国際的な水産養殖認証制度の基準を参考にした独自のパイロット審査で、持続可能なウナギ養殖方法の検討につなげる考えだ。

ニホンウナギの養殖槽の前で話を聞くアミタの担当者(右)(17日、岡山県西粟倉村)

アミタはオランダに本部を置く水産養殖管理協議会(ASC)から認証機関の認定を受けており、カキやブリで計5件の審査実績がある。しかしASCの養殖場認証にニホンウナギの基準がないため、ブリなどの審査基準を参考に独自の基準案を作成して対応した。

具体的には「自然環境および生物多様性への悪影響の軽減」「天然個体群への影響の軽減」「地域社会に対する責任」など7分野で100項目ぐらいを審査する。16日から始めており、7月までには報告書をまとめる予定。ニホンウナギの認証基準づくりにもつなげたいという。

エーゼロは2016年5月から東南アジアに生息するビカーラ種のウナギ養殖を始めており、「西粟倉村でゆっくり育った森のウナギ」の商品名で販売している。現在1万匹を養殖している。

18年3月からはニホンウナギの養殖も始めた。今後1年間で全量ニホンウナギに切り替える考えだが、今いる2500匹の稚魚の半分は6月上旬、地元の川に放流し生存率を調べる実験を行う。

養殖場は西粟倉村の廃校になった小学校の体育館。大小7つの養殖槽を設置し、地下水を使う。水温管理に木質バイオマスボイラーも導入。村内の製材所から出る端材などを燃料にすることでコストを削減している。

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