2018年5月27日(日)

二酸化炭素の吸収量が過去最大に 千葉大など

南関東・静岡
社会
テクノロジー
2018/5/17 23:00
保存
共有
印刷
その他

 千葉大特任助教らの研究グループによると、2001年から10年にかけて陸上での二酸化炭素(CO2)吸収量が1900年代以降の各10年間で最大になった。17日付の米地球物理学会誌で発表した。

 1960年代以前に大規模な森林伐採が進んだが、その後に植林や森林保護など大規模な変化が起こっている北米東部や欧州などの地域で、CO2の吸収量が増えていることに研究チームは注目した。

 これまでCO2吸収量の増加は、温暖化によって植物の光合成が活発になることで説明できると考えられていたが、植生の回復が大きく影響していると初めて証明した。

 大気中のCO2の変動は世界で注目されている研究分野だ。今回の研究結果は国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)での議論にも役立つ。

 研究グループの近藤雅征特任助教は「現在土地開発が行われている熱帯などで植生を管理できれば、大気中のCO2量を減らす効果につながるのではないか」と話している。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報