2018年5月27日(日)

韓国LGグループ、トップ継承に着手 現会長の養子が取締役に

朝鮮半島
ビジネス
2018/5/17 17:22
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 【ソウル=山田健一】韓国LGグループが財閥トップの継承作業に着手した。17日、グループを率いる具本茂(ク・ボンム、73)会長の養子の具光謨(ク・グァンモ、40)氏がグループの持ち株会社「LG」の取締役に就く人事を内定した。6月29日に開く臨時株主総会での承認をへて正式に決める。具光謨氏の将来の会長職継承を見据えて環境整備を急ぐ。

 具光謨氏は具本茂会長の弟の具本綾(ク・ボンヌン)氏の長男。息子のいない同会長が2004年に養子に迎えた。現在はグループの中核会社、LG電子の常務を務める。電子看板事業を担当するほか、欧米IT(情報技術)企業との連携強化に取り組んでいる。

 臨時株主総会の招集について、LGは「継承作業の準備の一環だ」と説明する。具本茂会長の体調が思わしくなく、グループの総帥として十分な職務遂行が難しいため、取締役会の総意として具光謨氏の就任を求めるとした。

 LGの次期会長を巡っては、具光謨氏が早期に継ぐとの見方がある一方、具本茂会長のもう1人の弟の具本俊(ク・ボンジュン)LG副会長が一時的に就くと予想する声もある。

 LG電子、LG化学、LGディスプレーなどで構成するLGグループは、具本茂会長の祖父が創業した。創業者が70歳で経営を退いたことから、息子の2代目も前例にならっており、同会長も当初は70歳で引退する考えだった。だが具光謨氏がまだ若く、周囲を納得させるような実績もなかったことから、継承が先延ばしになったとされる。

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