2018年9月25日(火)

リフォーム、現役世代に熱視線 TOTOなど合同フェア

2018/5/17 11:52
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 TOTO大建工業、YKKAPの3社による合同のリフォームフェアが17日、千葉市で開幕した。3社の商品を組み合わせたリフォームプランを実際に展示。従来ターゲットとしていた50~60代だけでなく、中古住宅を購入、自分好みに改装して暮らそうとする30~40代の現役世代を的に絞った展示に力を入れた。

食卓、キッチン、洗面所を直線的に並べ、家事をする際の動線を減らした現役世代向けのプラン(17日、千葉市美浜区)

30~40代の現役世代を意識したブースを設けた(17日、千葉市美浜区)

 3社は2002年に販売支援などで提携しており、リフォームフェアは15年以来、7回目。これまでは3社の商品を個々に展示するスペースが主だった。今回は「こういう暮らしをしたいというストーリー性を持たせる」(TOTOの喜多村円社長)として、実際のリフォーム施工例を示す空間展示を主体とした。

 ターゲットとする年齢層も広げた。現在住んでいる家を改装して長く住むシニア世代だけでなく、中古住宅の購入を検討する仕事や子育てに忙しい現役世代を狙った空間展示を全10カ所中3カ所用意した。既存住宅流通の活性化で、住宅を初購入する層が中古物件を使いやすいように改装する例が増えているためだ。

 例えば共働きで子育て中の30代夫婦を想定したブースでは、効率的に家事をできるプランを示した。食卓、キッチン、洗面所を直線的に並べ、家事をする際の動線を効率化。浴室も汚れにくい商品を使い、手入れを簡単にした。バルコニー側にはインナーテラスを設け、子どもの遊び場としても活用できる。

 国内の新築住宅着工件数が減少するなか、住宅設備メーカー各社はリフォーム事業の拡大を進める。LIXILは手軽に小規模なリフォームを施せるサービス「リクシルPATTOリフォーム」を展開し、リフォーム市場の拡大を目指す。

 ただ、各社とも思ったように市場を開拓し切れていないのが実情だ。TOTOの18年3月期のリフォーム事業の売上高は前期比2%増の2901億円だったが、期初計画の2925億円には届かなかった。LIXILもリフォーム商材の売り上げが18年3月期に3110億円で前期比1%増にとどまる。リフォーム市場の活性化や需要取り込みに向けた各社の戦いは今後も続きそうだ。(福冨隼太郎)

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