2018年10月20日(土)

カナダ首相、米学生に「自国第一」批判のスピーチ

2018/5/17 5:11
保存
共有
印刷
その他

【ニューヨーク=河内真帆】カナダのトルドー首相は16日、ニューヨーク市ヤンキースタジアムで開催されたニューヨーク大学の卒業式に出席、名誉法学博士号を授与されるとともに卒業生12000人に向け訓示を述べた。

ヤンキースタジアムで開かれたニューヨーク大学の卒業式に出席したカナダのトルドー首相(16日)

フランス語で「2018年度の卒業生のみなさん、おめでとう」と軽やかに始めたスピーチだが、内容は骨太で自国第一主義と人種、宗教、性別などのダイバーシティに寛容性のない排斥主義がまん延する世界的な風潮を批判した。「自分の主義主張を持ち、仲間と寄り集まることは全く構わない。でも最近は村社会を作り、そこにそぐわない人間は敵とみなしてしまうきらいがある。それは間違いだ。君たちはもっと他の意見に心を開いてほしい」と声をあげた。

気候変動対策の国際的な取り決めであるパリ協定を支持するトルドー首相は、協定から離脱したトランプ米大統領を暗に批判し、「他人の意見に耳を貸すのは大事なことだが、それによって自分の意見を曲げる必要はない。例えば地球温暖化は事実なのだ」と断言、会場の学生たちから大喝采を受けた。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報