2018年5月26日(土)

米、会談見送りなら「最大限の圧力継続」

朝鮮半島
2018/5/16 23:13
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 【ワシントン=永沢毅、ソウル=恩地洋介】サンダース米大統領報道官は16日、北朝鮮が米朝首脳会談の中止を示唆したことについて「まだ会談の開催に望みを持っている。その方向に進む。厳しい交渉への備えもできている」と述べ、準備を続ける方針を示した。ただ、仮に会談が見送られれば「最大限の圧力を続ける」とも警告。北朝鮮の今回の対応は「予想されたことだ」と受け止めた。FOXニュースのインタビューで語った。

米朝の駆け引きが激しくなっている=AP

米朝の駆け引きが激しくなっている=AP

 これに関連し、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の外交ブレーンの文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官は16日、朝鮮半島で展開中の米韓空軍の軍事演習「マックス・サンダー」に、核兵器を搭載できる戦略爆撃機B52を投入しない方針を示した。ソウルでの講演で「B52が朝鮮半島に展開できないよう措置した」と明らかにした。

 南北閣僚級会談の延期を通告し、米朝首脳会談の再考を示唆して反発した北朝鮮に配慮した。

 ブルックス在韓米軍司令官と16日会談した宋永武(ソン・ヨンム)国防相が、B52の展開見送りを申し入れたとみられる。韓国国防省は「マックス・サンダー訓練は計画通り継続する。米韓に意見の違いはない」との見解を発表した。同訓練は例年、3~4月の米韓合同軍事演習と合わせて実施している。今年は北朝鮮への配慮から野外機動訓練などの期間を短縮したため、時期が離れる形となった。B52をはじめ最新鋭ステルス戦闘機F22など100機余りの投入を想定していたもようだ。

 韓国は北朝鮮側に南北閣僚級会談の早期開催を申し入れるとともに、米国も米朝首脳会談への準備を継続する。

 北朝鮮は16日未明、同日開催予定だった南北閣僚級会談の延期を突然、韓国統一省に通告。11日から25日までの日程で実施中の航空戦闘訓練「マックス・サンダー」への反発を理由にあげた。金桂官(キム・ゲグァン)第1外務次官の談話で「トランプ政権が一方的な核放棄を強要するなら、朝米首脳会談に応じるかどうかを改めて考慮せざるを得ない」と主張した。

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