2018年5月28日(月)

旭川医大発VBに出資、炎症性腸疾向け新薬の開発費に

ヘルスケア
北海道・東北
2018/5/16 22:30
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 北海道ベンチャーキャピタル(VC、札幌市)と三菱UFJキャピタル(東京・中央区)は16日、旭川医科大学発の創薬ベンチャー、カムイファーマ(旭川市)に総額2億2500万円を出資したと発表した。同社は完治が難しいとされる炎症性腸疾患向けの治療薬を開発する。国内では20万人の患者がいるとされ、事業化に期待する。

 北海道VCは北海道銀行や旭川信用金庫など道内の金融機関が共同で設立した「ほっかいどう地方創生ファンド」を通じ4980万円を出資した。札幌圏以外の道内企業に出資するのはロケット開発のインターステラテクノロジズ(大樹町)に続き2件目。「今後も信金と協力し、地方の投資案件を増やしたい」(北海道VC)という。

 旭川医大の藤谷幹浩准教授らはサッポロホールディングスと共同で乳酸菌から分泌されるリン酸の一種「長鎖ポリリン酸」が腸に働きかけ、粘膜を保護する役割があることを解明。4月に大学発ベンチャーとしてカムイファーマを設立した。

 炎症性腸疾患は20代前後で発症する患者が多く、腹痛や下痢といった症状に生涯悩まされる。これまでは一時的に炎症を抑えることができても、症状を継続して改善する治療法がなかった。

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