2018年5月26日(土)

「早期の遺骨収集を」 シベリア抑留の集会

社会
2018/5/16 18:24
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 戦後に旧ソ連へ連行され、強制労働に従事させられた「シベリア抑留」の実態を考える集会が16日、国会内で開かれ、体験者が「早く眠っている仲間の遺骨を収集してほしい」と訴えた。

 自身も4年間抑留された北海道利尻町の吉田欽哉さん(92)が講演。「草や木の実を食べ、野生動物のようだった」と過酷な生活を振り返り「指1本でもいいから」と早期に遺骨を収集し、遺族に引き渡すべきだとした。

 父を亡くした増子義孝さん(81)=岩手県紫波町=は、ロシアの埋葬地を訪問した際の、草が生い茂りゴミが捨てられるなど荒れ果てていた様子を紹介。「簡素なものでいいので墓標を立て、保全してほしい」と求めた。

 厚生労働省によると、シベリアやモンゴルに抑留され犠牲になったのは約5万5千人。国は遺骨の収集を続けており、約2万柱を収容している。〔共同〕

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