2018年10月19日(金)

eスポーツ関連株に資金流入 カプコンやサイバーなど

2018/5/16 20:30
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ビデオゲームをスポーツとして競う「eスポーツ」関連事業を展開する企業の株に資金が流入している。eスポーツは海外で人気が高く、五輪の正式種目化をめざす動きもある。競技人口は世界で1億人を超すとされ、日本でも参入企業が相次ぐ。ゲームや周辺機器の開発を手掛ける企業の収益拡大につながるとの期待から、市場の新たな投資テーマになっている。

ソフトバンクグループのソフトバンクコマース&サービスは16日、日本のプロeスポーツチームとスポンサー契約を結んだと発表した。取り扱う動画配信関連製品の販売拡大をめざす。このように、大企業がeスポーツを収益拡大の機会と捉える例が増えている。

eスポーツは対戦型ゲームで優劣を競い、海外では賞金10億円を超す大会もある。オランダの調査会社Newzooの推計では、2018年の市場規模は9.5億ドル(約1000億円)。国際オリンピック委員会のバッハ会長も将来のeスポーツ五輪種目化に前向きとの報道も出ている。

東京市場では格闘ゲーム「ストリートファイター」の世界大会を開くカプコンの16日の株価は昨年末比40%高。ウェブ配信の「アベマTV」でeスポーツ番組を手掛けるサイバーエージェントも同期間に33%上昇した。

海外では周辺機器メーカーも物色対象になっている。ゲーム用高性能半導体の米エヌビディアや、マウスなどを手掛ける米ロジテックの株価は市場平均を大きく上回って推移している。

国内では個人投資家からの人気が高い。ネット証券のフォリオによると、同社が顧客に提案する55の投資テーマのうち「eスポーツ」の人気は9番目に高いという。eスポーツ関連株を組み入れた投資信託を運用する大和証券投資信託委託によると「ゲームになじみのある若い人の購入がめだつ」という。

人気の投資テーマになったとはいえ、eスポーツが今のところ企業の収益を大きく押し上げているわけではない。「eスポーツ関連として次世代通信の5G関連銘柄なども物色される可能性があるが、人気が持続するかどうかは不透明」(三井住友トラスト・アセットマネジメントの宇野直樹氏)との声も聞かれた。

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