2018年10月19日(金)

10代のタミフル投与再開へ 異常行動との関連分からず

2018/5/16 17:55
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厚生労働省の専門家調査会は16日、インフルエンザ治療薬タミフルについて、10代への投与を再開する方針を決めた。服用後の異常行動が報告されたことから、2007年から10代への投与を原則中止としていたが、タミフルとの因果関係は明確でないと判断した。他のインフル治療薬と同様の扱いにする。

一方、子どものインフル患者の異常行動は依然報告されており、保護者に対して目を離さないようにするなどの注意喚起を引き続き求める。

同日の会議では、インフル患者と異常行動との関連についての同省研究班による分析結果が示された。09年~16年の100万処方当たりの10代の異常行動の報告数は、タミフル服用患者は6.5件。別の治療薬ではイナビル(3.7件)、リレンザ(4.8件)、ラピアクタ(36.5件)で、この4種類を服用しない患者でも8件あった。

研究班は「薬の服用の有無や種類にかかわらず、インフル罹患(りかん)時には異常行動を起こす可能性がある」と指摘。調査会はタミフルとの因果関係は明確には分からないとして、10代への原則使用中止を解除することで一致した。厚労省は年内にも製薬会社にタミフルの添付文書の改訂を指示する。

タミフルは01年に成人用、02年に子ども用が発売された。服用した子どもがベランダから転落するなどの異常行動が相次ぎ、07年に厚労省は10代への投与を原則中止とした。一方、飲みやすさなどから専門家からは使用を求める声が上がっていた。

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