2018年6月23日(土)

街づくりにデータ利活用 丸の内で産学連携の実証実験

科学&新技術
BP速報
2018/5/16 18:00
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日経クロステック

 三菱地所富士通、ソフトバンク、東京大学は、業種を超えてデータを利活用することにより、新しい街づくりを目指す実証実験を東京・丸の内エリアで開始した。実証実験は、2018年5月14日から同年12月31日まで行う。オフィスビルの電力使用量データとビル周辺の人流データを組み合わせて効果的な販促施策を立案するなど、一見関係がないように見えるデータの組み合わせから、新たな価値を生み出すデータの利活用を目指す。

実証実験のイメージ(出所:三菱地所)

実証実験のイメージ(出所:三菱地所)

 今回の実証実験では、三菱地所とソフトバンクグループが保有するデータを、ブロックチェーン技術を活用した富士通のデータ流通・利活用サービス基盤「FUJITSU Intelligent Data Service Virtuora DX データ流通・利活用サービス」を用いて、参加組織が共有する。具体的には、三菱地所が持つオフィスビルや商業ビルで蓄積した過去の電力使用量やテナント店舗の売り上げ、顧客の属性情報などのデータと、ソフトバンクグループが持つ人の流れに関するデータ、丸の内エリアに関するオープンデータなど数十種類のデータを、富士通のデータ流通・利活用サービス基盤に登録する。データ記述モデルは、東京大学の大澤幸生教授が考案した「データジャケット」形式を使用する。

データ活用のイメージ(出所:三菱地所)

データ活用のイメージ(出所:三菱地所)

 参加組織は、データジャケット形式で登録されたデータに基づくワークショップ「IMDJ(Innovators Marketplace on Data Jackets)」を東京大学主導で行うほか、データ流通・利活用サービス基盤を活用した「データジャケットのつながりの可視化」により新規サービスの創出を検討する。さらに、データ分析者が実際のデータに基づいた行動法則などを導き出し、データの活用アイデアを深掘りする。創出した活用アイデアは、三菱地所が保有する丸の内エリアのオフィスビルや商業ビルで実証実験を行い、実用性を検証する。

(ライター 森元美稀)

[日経 xTECH 2018年5月15日掲載]

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