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Jリーグ前半戦、絶好調の広島に秘密はない
サッカージャーナリスト 大住良之

(3/3ページ)
2018/5/18 6:30
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札幌は昨年半ばまで浦和を率いていたミハイロ・ペトロビッチ氏が監督に就任した。積極果敢な攻撃を推奨する新監督に若い選手たちが応え、最前線でFW都倉賢がハイレベルなポストプレーを駆使して前向きそのものの攻撃を引っぱっている。

札幌の攻撃を引っ張るFW都倉=共同

札幌の攻撃を引っ張るFW都倉=共同

興味深いのは広島の城福監督、FC東京の長谷川健太監督、そして札幌のペトロビッチ監督と、トップ3の監督がいずれも「新任」であることだ。今季のJ1には6人の新任監督がいるが、横浜Mのアンジェ・ポステコグルー監督は挑戦的なサッカーでときに相手を圧倒する試合をみせながら、なかなか勝利に結びつかず15位、G大阪のレヴィー・クルピ監督は16位と、ともに苦しみ、明暗をみせている。

中断期間、巻き返しの好機だが…

優勝候補といわれた川崎、C大阪、鹿島、柏はJリーグの過密日程とACLが重なったためか、4月後半から精彩を欠く試合が多い。川崎は首位広島と13勝ち点差、C大阪は14勝ち点差、鹿島は19勝ち点差、柏は20勝ち点差と、大きく引き離されている。このなかで、柏は第14節終了時で下平隆宏監督の解任を決め、20日の試合からは加藤望新監督が指揮を執ることになった。

2カ月の中断期間は大きい。出遅れたチームにとっては巻き返しの大きなチャンスだ。ここでチーム戦術の徹底を図り、新戦力を加えて大変貌を遂げるチームもあるに違いない。

今季開幕前、私は「今季の勝負は中断明けだろう」と予測していた。中断時点で首位に立っていなくても、大きく離されていなければ、逆転のチャンスは十分あると考えたからだ。

しかし中断まで残り1節で勝ち点10以上の差というのは少し大きすぎる。今季の広島が特定の個人に引っ張られているわけではなく、好調の原因がチーム全体のハイレベルな攻守にあるとすれば、簡単に崩れるとは予想しがたい。広島が「粘り強い守備、シンプルにゴールに向かっていく攻撃」を持続できるなら、このまま優勝の可能性は十二分にある。

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