奈良・薬師寺管主が辞任 週刊誌で女性問題報道か
法相宗大本山、薬師寺(奈良市)は15日、住職に当たる村上太胤管主(71)が14日付で辞任したと明らかにした。寺側の説明によると、村上氏が女性問題について週刊誌の取材を受けたことが理由で、近く記事が掲載される見通しだという。
村上氏は「不徳の致すところで多くの方々の信頼を裏切り、深くおわび申し上げます」とのコメントを発表した。
薬師寺によると、村上氏から14日に辞任の申し出があり、受理した。薬師寺での活動ができなくなる退山の届けも提出された。加藤朝胤執事長(68)が管主を代行する。
15日夜に記者会見した加藤氏は「不適切な女性関係について、週刊誌の取材を受けたとの報告が村上氏からあった」と説明した。
村上氏は岐阜県各務原市出身。副住職などを歴任し、2016年8月から管主を務めていた。〔共同〕