2019年5月25日(土)

埼玉県・藤倉ゴム、マグネシウム蓄電池を試作

2018/5/15 22:00
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埼玉県産業技術総合センター(埼玉県川口市)は15日、藤倉ゴム工業との共同開発で、マグネシウムを使い、繰り返し充電できる蓄電池の試作品が完成したと発表した。リチウムイオン電池より材料コストが安く、発火の危険性が低いことなどからウエアラブル機器などへの利用が期待される。2022年度に量産化技術の開発に入る計画だ。

実用化を目指せるサイズまで小型化した

試作品はラミネート型とコイン型の2種類。同センターは本田技術研究所(同県和光市)とマグネシウム蓄電池の基礎となる技術を研究しており、製造ノウハウを持つ藤倉ゴム工業と16年度から共同研究を進めていた。室温レベルで安全に動作する試作品は世界で初めてという。

マグネシウム蓄電池は、スマートフォン(スマホ)などの小型民生用機器に使うリチウムイオン電池に比べ、発火の危険性が低い。マグネシウムの調達コストはレアメタル(希少金属)で高価なリチウムの25~30分の1程度で済むうえ、電池容量も大きいため、電池自体を小型化しやすい。

出力では劣る面もあるが、地肌に装着するようなウエアラブル機器や、あらゆるモノがネットにつながるIoT機器などへの利用が期待できる。

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