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群馬大、自動運転研究を加速 新拠点を本格稼働

群馬大学は前橋市に整備した自動運転の研究施設を本格稼働する。公的機関では世界最大規模となる試験走行路を併設。信号や標識のある環境で走行をテストする。走行シミュレーション室やデータセンターなども備える。設備は群馬大の研究に参画する企業にも開放し、自動運転の実用化に向けた研究を加速する。

荒牧キャンパス(前橋市)に自動運転の研究を主導する「次世代モビリティ社会実装研究センター」を開設。15日に報道陣に初めて公開した。同センターの本部はこれまで桐生キャンパス(群馬県桐生市)に置いていたが、施設の完成とともに移転した。

研究棟は2階建てで、延べ床面積は約1800平方メートル。屋外には約6000平方メートルの専用試験路を設置した。取り外しや移動が可能な信号機や標識、白線などを設置し、公道に似せた環境で走行を試験できる。

これまでは駐車場を借り、限られたスペースで試験していた。新施設では、実際に公道を走らせるのは難しい試験車両などもテストできる。小木津武樹副センター長は「より効率的に新しい技術を生むことができる」と期待している。

研究棟内には3次元の映像で自動運転時の状況を再現できる大型のシミュレーション室を設置。実際に室内に車両を入れて、運転席からの見え方なども確認できる。ほかに実験中の車両を監視・操作するための管制・遠隔運転室や、実験中に集めた道路環境などのデータを分析するデータセンターも設置した。

小型車両から大型バスまで現在6台ある実験用車両は、今後18台まで増やす。施設内の設備や研究室は群馬大と自動運転の研究で連携する企業も利用できるようにする。

群馬大は「レベル4」と呼ばれる限定されたルート内での完全自動運転を目指している。地域を限定することで技術的なハードルを低くし、自治体や地元企業などの協力も得やすくするのがねらいだ。

前橋市や桐生市などでは公道での走行試験を進めている。

群馬県富岡市では3月、世界遺産の富岡製糸場周辺をめぐる観光ルートで自動運転バスの走行試験をした。2020年までの実用化に向け、NTTデータなど多くの企業や行政との連携も進めている。

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