沢井製薬の前期純利益140億円 監査法人の助言に誤り
後発薬大手の沢井製薬は14日、2018年3月期の連結純利益(国際会計基準)が140億円となり従来予想から12億円増えたと発表した。2月に米国の法人減税に伴う「繰り延べ税金資産」の取り崩しで下方修正した。だが会計監査を担当するあずさ監査法人から助言に誤りがあったと説明があり、税負担などを再計算したため。
同社は前期から国際会計基準に移行したため、前の期とは単純比較できない。売上高にあたる売上収益は1680億円。国内の工場設備の減損や為替差損が重荷になり、営業利益は従来予想(237億円)を下回る222億円になった。
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