2018年12月14日(金)

ソニー、スヌーピーの権利会社株取得、「コンテンツIPへの投資」まず一手

2018/5/14 14:53
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ソニーは14日、音楽子会社のソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)が人気キャラクター「スヌーピー」の版権を持つ米ピーナッツホールディングの株式を取得すると発表した。4月に就任した吉田憲一郎社長は競争力のカギとして、「感動をつくるひと」というコンテンツの強化を掲げていた。約70年の歴史を持つスヌーピーが皮切りとなる。

スヌーピーに代表されるピーナッツは1950年に漫画連載が米国7紙ではじまり、現在も75カ国21言語、2200紙で掲載される世界でも有数のIP(知的財産)といえる。SMEはカナダのコンテンツ会社DHXメディアから発行済み株式の39%を1億8500万ドル(約204億円)で取得する。関係当局の承認などを経て、6月末メドに実施する。

SMEは子会社のソニー・クリエイティブプロダクツを通じ、ピーナッツの日本国内の代理店として2010年から事業を展開している。事業展開を通じてピーナッツのIPの強さを改めて認識し、SMEとしては初めてとみられる海外キャラクターのIPへの出資に踏み切る。

「ビジョンとしては感動提供。感動をつくるひと、受ける人がキーだ」。2月2日、社長就任が決まった吉田氏は「力をいれたいこと」という問いにこう答えた。続けて「コンテンツIPへの投資をしっかりやっていく」としていたが、ピーナッツへの出資で戦略を早速、具体化した格好だ。

音楽だけでなく、映画やキャラクターなどの強いIPは、顧客と継続的な接点を持ち、収益を上げる「リカーリング」型ビジネスの後押しとなる。売り切りからの脱却を進めるソニーの大方針と、IPへの投資は合致する。有力IPを巡る獲得競争は激化しており、将来の利益貢献に対する目利き力は今まで以上に重視される。

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