富士フイルム、医薬品2社統合で新薬開発迅速に
富山化学の完全子会社化を発表

2018/5/14 14:50
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富士フイルムホールディングスは14日、7月末に富山化学工業を完全子会社化すると発表した。大正製薬ホールディングスが保有する34%の株式を取得する。富士フイルムは富山化学と放射性医薬品を手がける子会社の富士フイルムRIファーマを統合し、10月に富士フイルム富山化学を設立する。新薬開発のスピードを高め、診断から治療まで一貫して提供できる体制を整える。

取得額は公表していないが、600億~700億円とみられる。新会社は、有効な治療方法が見つかっていない「がん」「中枢神経疾患」「感染症」の診断薬や治療薬の開発を進める。富士フイルムが写真フィルムで培ったナノテクノロジーを生かし、有効成分を患部に的確に送る技術などを新薬に応用する。

富士フイルムは2008年に富山化学の66%の株式を約1300億円で買収し、医薬品事業に本格参入した。

富山化学は米国などでインフルエンザなどの感染症やアルツハイマーの治療薬の臨床試験をしている。新会社では診断薬をはじめ、富士フイルムが持つ診断機器なども組み合わせ、新薬開発をより効率的に進めていく考えだ。

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