2018年9月19日(水)

ベイス、ECサイトで資金調達、コイン発行サービス提供

スタートアップ
フィンテック
2018/5/14 11:43
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 電子商取引(EC)サイト構築支援サービスのBASE(ベイス、東京・渋谷)は14日、ベイスでECサイトを立ち上げた人が、製品発売前に資金調達できる新サービスを始めると発表した。各ショップがコインを発行し、購入された分だけ現金に換えることで資金を集められる。中小規模のネットショップが新商品の開発などに先行投資できる環境を整える。

ベイスはECサイトが手軽に資金調達できるサービス「ショップコイン」を始めた

 ベイスはネットショップの作成から運営まで無料でできる仕組みを提供している。ファッションや食品関連など50万以上のサイトがベイスを利用して作られている。同社の新サービス「ショップコイン」はこうしたショップが手軽に資金調達できるようにすることが目的だ。

 ショップはベイスにショップコインの登録を申請し、サイト上に調達資金の使い道を説明したコインの購入ページを設置する。販売時は1コイン=1円である必要はなく、割引して販売できる。購入ページに訪れたユーザーはコインを購入し、ショップ上で1コイン=1円として利用する。

 コインの発行にはショップの売り上げなどの審査が必要になる。資金の用途は限定しないが、製品開発のための調達が中心となりそうだ。例えば先行導入したECサイト「おいしい産業」では桜えびとしらすを販売しており、「桜えびキムチを開発したい」との目的でコインを発行した。

 資金集めのための免許を取らなくてよいよう、1つのショップにつき発行できるコインは1000万円分までに制限する。有効期限は3、6、12カ月の三種類から選べるようにした。

 独自のトークンを発行する仕組みは、仮想通貨技術を使った資金調達(ICO=イニシャル・コイン・オファリング)と似ているが、ショップコインは他の個人と売買はできない。ユーザーにとっての利点はあくまで安くコインを購入できる点にある。

 ネットで小口資金を集めるクラウドファンディングも個人や中小の資金集めを容易にした。ただショップコインはコインの発行から製品の販売、ユーザーの決済まで1つのサービス内で完結するのが特徴だ。ベイスの鶴岡裕太最高経営責任者(CEO)は「お金の価値はタイミングと場所で重みが変わってくる」と指摘する。認知度の低いショップでも新たな顧客接点を作り「ファン」を獲得できるとみている。

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