2018年8月20日(月)

ベルギー「猫のパレード」に数万人 中世の虐待記憶に

2018/5/14 11:36
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 【イーペル=共同】ベルギー北西部の小都市イーペルで13日、中世欧州の猫虐待の歴史を忘れないようにするため、猫に仮装した市民や猫の張りぼてが市中心部を練り歩く3年に1度の「猫のパレード」が行われ、日本からのツアー客多数を含む数万人の猫好きが集まった。

13日、ベルギー・イーペルでの「猫のパレード」に仮装して参加した少女らと猫の巨大な張りぼて(共同)

 中世に毛織物輸出で栄えたイーペルでは、商品をネズミに荒らされないよう倉庫で飼っていた猫が必要以上に繁殖。中世から19世紀まで多くの猫が、現在は市庁舎として使われる毛織物産業の拠点の壮麗な建物から投げ落とされ、殺された。猫を魔女の使いとみる迷信が背景にあるとされる。

 暗い過去を記憶に残そうと、市は1938年、平和的な猫祭りを開始。この日は猫や魔女らにふんした市民が行進し、かつて生きた猫が落とされた市庁舎バルコニーからは猫のぬいぐるみが投げられ、観光客が歓声を上げて取り合った。

 猫が好きで、新潟市から娘と見物に来た吉田ひとみさん(56)は「楽しかった。めったに見られないものが見られた」と笑顔で話した。

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