2018年11月14日(水)

インドネシアの教会で連続爆発 自爆テロか

2018/5/13 12:08
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爆発があった教会周辺の警備にあたる警察官=AP

爆発があった教会周辺の警備にあたる警察官=AP

【ジャカルタ=鈴木淳】インドネシアの第2の都市スラバヤで13日午前7時半(日本時間9時半)ごろ、3カ所のキリスト教教会で連続爆発があり、地元警察当局によると、3人が死亡し、多数のけが人が出た。自爆テロの可能性があるという。インドネシアでは宗教施設や警察施設などを狙ったテロ事件が連続して起きていて、当局は警戒を強めている。

地元メディアなどによると、市内中心部に近いサンタマリア教会で爆発があった後、近くの2教会でも爆発があった。少なくとも3人が死亡し、11人がけがをした。当時教会では日曜の礼拝が行われていて、多くの人がいたという。

今回の事件の背景は明らかになっていないが、地元メディアは犯人が自爆したとの目撃情報を伝えていて、多数派のイスラム教徒と少数派のキリスト教徒との宗教対立をあおる犯行との見方も出ている。治安当局は過激派によるテロ事件の可能性もあるとみて捜査を開始した。

9日には、ジャカルタ郊外の国家警察機動隊本部内で収容者が武器を奪って立て籠もる事件が発生した。150人超の収容者が警察官を人質にとり、5人を殺害した。過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出していて、インドネシア当局も組織的なテロとみて捜査している。

インドネシアでは5月中旬から約1カ月間、イスラム教の断食月(ラマダン)に入る。宗教心が高まる時期で、ラマダン前後は過激な思想を持つ人物や組織によるテロ事件がしばしば起こる。

インドネシアは人口の8割強がイスラム教徒だが、特定の宗教を国教としておらず、キリスト教徒やヒンズー教徒なども多く暮らす。一般的に宗教的に寛容な国で、他文化が共生していると評価されているが、一部の過激派はイスラム法に基づく国造りを主張し、他宗教や過激派取り締まりにあたる治安当局を標的にテロを繰り返している。

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