2019年9月23日(月)

起業のW杯、米の医療スタートアップが優勝
日本代表は「衣類折り畳み機」

2018/5/12 12:16
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優勝した米の医療スタートアップは100万ドルの賞金を手にした(米サンフランシスコ)

優勝した米の医療スタートアップは100万ドルの賞金を手にした(米サンフランシスコ)

【シリコンバレー=佐藤浩実】米サンフランシスコで11日、世界から集まったスタートアップ企業が事業計画を競う「スタートアップワールドカップ」が開かれた。27カ国・地域で予選を勝ち抜いた起業家たちが投資家に説明。がん患者向けに新しい血液検査法を開発している米ボストンのレウコラボが優勝した。日本からは衣類の自動折り畳み機を開発しているセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ(東京・港)が参加した。

大会はシリコンバレーに本社を置くフェノックスベンチャーキャピタルが主催し、賞金は100万ドル(約1億1千万円)。今年が2回目の開催となった。

レウコラボはマサチューセッツ工科大学から生まれたスタートアップで、白血球の状態を監視して治療に生かす技術を開発している。

大会ではヘルスケア関連のサービスのほか、農業や環境といったIT(情報技術)の活用余地が大きな領域に参入しようとする企業が目立った。人工知能(AI)やブロックチェーンの技術を用いたサービスを提案する企業も多かった。

衣類自動畳み機の事業計画をプレゼンするセブン・ドリーマーズの阪根社長(米サンフランシスコ)

衣類自動畳み機の事業計画をプレゼンするセブン・ドリーマーズの阪根社長(米サンフランシスコ)

日本代表として参加したセブン・ドリーマーズの阪根信一社長は衣類を放り込むと自動でたたんでくれる機械を紹介。「洗濯物のために失われている時間を取り戻す」と強調した。同社は2019年春に同機械の発売を計画しており、審査員からはコストや販売見通し、特許などへの質問が相次いだ。

起業家による説明に先立ち、米IT業界出身の投資家や経営者らが講演した。

iPhoneに搭載されている音声アシスタント「Siri」の開発会社を共同創業したアダム・チェイヤー氏は、故スティーブ・ジョブズ氏から「明日うちに来られる?」と突然電話がかかって来た時のエピソードを紹介。起業家精神の重要さを説いた。17年末にシスコシステムズの会長を退いて投資会社を設立したジョン・チェンバース氏は「市場の変化に乗り続けることが重要だ」と話した。

17年の大会では、ITを使った保育園向けサービスを手掛けている日本企業のユニファ(名古屋市)が優勝した。

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