起業の「W杯」がサンフランシスコで開幕 日本代表は「衣類折り畳み機」

2018/5/12 11:14
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【シリコンバレー=佐藤浩実】米サンフランシスコで11日、世界から集まったスタートアップ企業が事業計画を競う「スタートアップワールドカップ」が開幕した。27カ国・地域で予選を勝ち抜いた起業家たちが投資家に説明。日本からはセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ(東京・港)が参加し、2019年春の販売を予定している衣類の自動折り畳み機を紹介した。

ブラジルや南アフリカ共和国など、世界27カ国・地域から28社が参加した。インドネシアのiGrowはIT(情報技術)で農業を効率化するサービスを、アラブ首長国連邦(UAE)のObENは人工知能(AI)を搭載した仮想の人格(アバター)を作りあげる技術を紹介。審査をするベンチャーキャピタル(VC)の担当者らの関心を呼んだ。

日本代表として参加したセブン・ドリーマーズの阪根信一社長は「洗濯物のために失われている時間を取り戻す」と強調した。同社はパナソニックなどの出資を受け、衣類を放り込むと自動でたたんでくれる機械を開発している。

起業家による説明に先立ち、IT(情報技術)業界出身の投資家や経営者らが講演した。

iPhoneに搭載されている音声アシスタント「Siri」の開発会社を共同創業したアダム・チェイヤー氏は、故スティーブ・ジョブズ氏から「明日うちに来られる?」と突然電話がかかって来た時のエピソードを紹介。起業家精神の重要さを説いた。17年末にシスコシステムズの会長を退いて投資会社を設立したジョン・チェンバース氏は「市場の変化に乗り続けることが重要だ」と話した。

大会はシリコンバレーに本社を置くフェノックスベンチャーキャピタルが主催しており、優勝賞金は100万ドル(約1億1千万円)。同大会は今年が2回目で、17年はITを使った保育園向けサービスを手掛けている日本企業のユニファ(名古屋市)が優勝した。

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