2018年7月19日(木)

借り換え支援「前向きに」 肥後・佐賀銀など 長崎地銀統合めぐり

金融機関
九州・沖縄
2018/5/11 21:34
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 経営統合を目指すふくおかフィナンシャルグループ(FG)と十八銀行が長崎県内の融資先に対して提案する借り換え支援策について11日、他行の首脳から前向きな発言が相次いだ。肥後銀行の甲斐隆博頭取は「(合併で誕生する地銀が)行政とタッグを組んで産業振興を担っていく構図は九州全体でも有意義。(公正取引委員会の審査が)前に進むような支援はしていきたい」と語った。

 佐賀銀行の坂井秀明頭取は、4月下旬にふくおかFGの柴戸隆成社長から「ご協力いただきたい」と依頼があったことを明かし、「きちんと対応させていただくとお伝えした。顧客本位という方針に変わりはないが、今後、具体的な話があればしっかり検討させていただく」と述べた。

 山口フィナンシャルグループ(FG)の吉村猛社長も、傘下の北九州銀行に打診があったとした上で、顧客企業の要望を前提に「前向きに検討したい」と述べた。長崎県には北九州銀の支店があり、漁業や造船産業を軸に一定の顧客基盤を持っている。

 ふくおかFGと十八銀は、統合に伴い借入先を増やしたいという顧客のニーズをくみ取るため現在、長崎県内の全取引先に対して借り換えの意向調査を行っている。借り換えで一定の融資残高が他行に移れば、統合で県内のシェアが高くなりすぎることを懸念する公取委の審査が前進する可能性がある。

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