2019年9月19日(木)

新潟の地銀3行実質業務純益 第四銀のみ増益

2018/5/12 0:00
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新潟県内の地銀3行は11日、2018年3月期決算を発表した。第四銀行は本業のもうけを示す単体の実質業務純益が増益となった一方、北越銀行大光銀行は減益となった。日銀のマイナス金利政策や競争激化による金利の低下に伴い、主力の貸出金利息が伸び悩む状況が続いている。

決算発表会見に臨む第四銀行の並木富士雄頭取(11日、新潟市)

第四銀行の実質業務純益は前の期比7%増の139億円だった。低金利を背景に貸出金利息など資金利益が減少したものの、協調融資など法人関連の手数料収入や投信の販売手数料などが増え、役務取引等利益が増加し利益を確保した。

一方で北越銀は11%減の72億円だった。私募債など法人関連の手数料収入が増え、役務取引等利益が増加したものの、貸出金利息など資金利益が減少したことが響いた。大光銀行も資金利益の減少が影響し、10%減の40億円だった。

マイナス金利政策が続く中で各行の業績予想見通しも厳しい状況が続く。

19年3月期の各行の連結純利益見通しをみると、第四銀行は前期比16%減の116億円を見込む。第四銀行の並木富士雄頭取は「マイナス金利政策が長期化し、収益環境は厳しさを一層増している」と話す。北越銀行も37%減の43億円、大光銀も35%減の23億円を見込む。

第四銀と北越銀は10月に経営統合し、「第四北越フィナンシャルグループ(FG)」を発足する予定だ。決算会見では各行の頭取から経営統合についてのコメントが相次いだ。

第四北越FGの会長に就任する予定の北越銀の佐藤勝弥頭取は「両行のそれぞれの強みを生かして、将来にわたって持続可能な金融機関としての役割をしっかり果たせるようにしていく」と意気込みを語った。

大光銀行の古出哲彦頭取は第四銀と北越銀行の経営統合で「県内金融機関の競合環境に大きな変化をもたらしうる」と指摘。業務効率化によって営業人員を増加し、営業体制を拡充する考えを示した。

一方で大光銀と他行との経営統合については「現時点では考えていない」と述べた。

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