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明治HD社長に川村氏 なお遠い海外事業の成長

2018/5/11 19:34
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明治ホールディングス(HD)は11日、新社長に傘下の食品事業会社、明治の川村和夫社長(64)が就任する人事を発表した。健康志向の乳製品などで続々ヒット商品を生み出し、次期社長の大本命と目されてきた川村氏。託された最大の課題はグローバル化の加速だ。高い成長が見込めるアジア市場の開拓に手腕が問われる。

明治HDの松尾社長(左)と川村新社長(11日、東京都千代田区)

2009年に旧明治製菓と旧明治乳業が統合して発足した明治HD。同日に発表した18年3月期の連結決算では営業利益が946億円と、傘下の企業を再編した12年3月期の5倍弱に拡大した。

好業績の立役者が川村氏だ。ヨーグルトの「R-1」シリーズや同「LG21」シリーズなど高機能乳製品でヒット商品を連発。「健康」が付加価値になりにくかった菓子でも、抗酸化作用があるとされるカカオの含有量を増やしたチョコレートなど、新機軸を打ち出した。

一方、積み残された課題がグローバル化だ。明治HDの海外売上高比率は約7%(18年3月期)。2ケタに乗るカルビーなどに及ばない。川村氏は東京都内で開いた同日の記者会見で「中国や東南アジアで事業拡大のテンポをさらに上げる。明治ブランドをグローバルブランドとして早期に根付かせるのが私の使命」と述べた。

もう一つの課題が製薬事業の多角化だ。食品会社の製薬事業としては屈指の規模を持つ。現在は抗うつ薬などが主力だが、昨年12月には化学及血清療法研究所(化血研)から、人体用ワクチンなどの主力事業を譲り受けることで合意した。新たにグループに取り込んだ経営資源をどう生かすかも、川村氏の宿題となる。

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