西川産業、睡眠と健康との関係を探る研究を開始

2018/5/11 17:20
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寝具メーカーの西川産業(東京・中央)は11日、睡眠と健康との関係を探る研究を始めると発表した。睡眠の時間や質をIT(情報技術)機器で測り、病気との関係性がある眠りの兆候を見つけられる仕組みづくりを目指す。実現すれば病気の予防にもつなげられると同社は期待しており、今後3年かけて睡眠データの取得や医療機関との連携を進める。

睡眠環境を可視化して睡眠の質を高める取り組みをする(東京都千代田区のねむりの相談所)

西川産業は2018年度内に睡眠時間など睡眠データを測るセンサーの選定やデータの解析方法の開発を進め、睡眠の状態を継続的に把握できる仕組みの開発を目指す。集めたデータを医療機関が持つ診療データと照らし合わせ、睡眠の状態と病気との関係性を導き出すアルゴリズムづくりに取り組む。取得した情報を個人や医療機関に伝える方法も検討する。

実現すれば、睡眠に異常がみられた場合、地域の医療機関から個人に連絡することもできるようになるという。

近年、睡眠不足が続くと健康に悪影響を及ぼすことが指摘され始めた。働く世代を中心に、いわゆる「睡眠負債」の解消への関心が高まっている。西川産業は2017年に睡眠環境の改善を支援するサービス「ねむりの相談所」を始めるなど、寝具の販売にとどまらず睡眠関連のビジネスを広げようとしている。3月にはパナソニックと共同で睡眠関連のサービスを共同開発を始めた。

今回の研究は政府の成長戦略の1つである「科学技術イノベーション総合戦略2017」に基づく「民間機関等における研究開発プロジェクト」として内閣府に認定された。有識者などから助言を受け、研究を加速させる狙いだ。

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