2019年1月23日(水)

どこが変わった? ファーウェイ新型タブレット・PC

2018/5/11 18:00
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日経クロステック

華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)は2018年5月10日、Androidタブレットの新製品「MediaPad M5」シリーズと、WindowsノートPCの新製品「MateBook X Pro」を日本国内向けに発表した。

新製品はいずれも18年2月のMobile World Congress 2018でグローバル向けに発表したモデルになる。本記事では、発売前の実機を用いたファーストインプレッションをお届けする。

■「MediaPad M5」最上位シリーズが登場

MediaPad M5(8.4インチモデル)(撮影:山口健太、以下同じ)

MediaPad M5(8.4インチモデル)(撮影:山口健太、以下同じ)

MediaPad M5シリーズは、ファーウェイのAndroidタブレットとして最上位に位置してきた「MediaPad M3」の後継モデルだ。Wi-Fi版とSIMロックフリーのLTE版の2モデルを展開する。価格はWi-Fi版が3万7800円、LTE版が4万5800円(いずれも税別)。5月18日より販売を開始する。

プロセッサーはMate 9やP10世代が搭載する「Kirin 960」に強化。ディスプレーには2.5Dガラス、背面には金属素材を採用した。外形寸法はM3と大きく変わらず、長辺方向に約3mm短くなった程度だが、よりコンパクトに感じるデザインになった。平均的な男性の手なら片手で持てるサイズだ。

8.4インチの画面には、鮮やかでくっきりと見やすいIPS液晶を搭載。画面解像度はM3と同じく2560×1600ドットと高い。画面占有率は84%と、iPad mini 4よりも狭額縁になっている。

USBポートは、M3ではMicroUSBだったが、M5ではUSB Type-Cを採用した。なお、3.5mmのイヤホンジャックは廃止されており、USB Type-Cから3.5mmへの変換アダプタを同梱する。

同梱の充電器は「9V/2A」の急速充電に対応する。また、サードパーティ製のUSB PD対応充電器を試したところ、9Vで充電が始まり、画面上の表示も急速充電となった。

使用感を15年発売のiPad mini 4と比べると、M5の動作はサクサクと軽快で画面も明るく感じる。指紋認証も速い。動画や電子書籍の閲覧用途では大きな差は出にくいものの、iPad miniシリーズは後継モデルが出ていないこともあり、有力な買い換え候補となりそうだ。

■ペン入力に標準で対応した「MediaPad M5 Pro」

MediaPad M5 Pro(10.8インチモデル)。スマートカバーと「M-Pen」を同梱する

MediaPad M5 Pro(10.8インチモデル)。スマートカバーと「M-Pen」を同梱する

ファーウェイは海外で「MediaPad M5」の10.8インチモデルも展開しているが、日本ではペン入力に対応した10.8インチモデルの「MediaPad M5 Pro」を発売する。8.4インチのM5とは異なり、Wi-Fi版のみとなる。価格は5万4800円(税別)。5月18日より販売を開始する。

M5 Proには、ペン入力用の「M-Pen」が同梱されている。ワコムの技術を用いた静電容量式のペンで、4096段階の筆圧検知や傾き検知にも対応する最新仕様となっている。

書き味も滑らかで、追従性もAndroidタブレットとして高いレベルにある印象だ。ペンは2つのボタンを搭載しており、画面キャプチャや消しゴム機能として利用できる。

充電用のUSB Type-Cポートはペンのクリップの下に隠れており、クリップを回転させることで露出させる仕組み。充電状態を示すLEDも備えており、Apple Pencilよりもスマートに見える。

Harman Kardonのチューニングによる4基のスピーカーを搭載し、エンターテインメント重視のモデルとなっている。ただし、8.4インチのM5同様に3.5mmのイヤホンジャックは搭載しない。

また、海外ではカバーを兼ねたキーボードを展開しており、ビジネス用途も訴求しているが、日本ではキーボードの発売は未定となっている。

■キーボードにWebカメラを内蔵した「MateBook X Pro」

MateBook X Pro

MateBook X Pro

WindowsノートPCとしては、「MateBook X Pro」を日本で発売する。

画面サイズは13.9インチと大きいが、狭額縁デザインにより一般的な13型ノートPCのサイズに収まっている。画面のタッチ操作にも対応した。

Webカメラはベゼル部分ではなく、キーボードのF6とF7の間に内蔵されている。押し込むとポップアップする仕組みで、そのまま画面を閉じても問題はない。

実際にWebカメラを使用してみると、アゴの下から見上げるような画角になり、画面に視線が合わない点は気になった。メリットとして、背景には天井が映り込むため、自宅からビデオ会議に参加する場合でも部屋の様子を見られにくい。

キーボードには適度なキーストロークがあり、打ちやすい。写真とは異なり、日本で発売するモデルは日本語JIS配列になる。大型のタッチパッドは表面の質感もよく、Windows PCとして十分に使いやすいと感じる。

前モデルのMateBook Xとの違いとして、MateBook X Proでは冷却ファンを搭載した。高負荷時にはファンが回転することで騒音が発生するものの、底面の温度上昇は大きく改善されており、性能面でも有利となっている。

底面の冷却用スリットは、MacBook Proと比べてエッジが立っておらず、素手で扱いやすいのは好印象だ。

側面のインタフェースは、充電を兼ねたUSB Type-Cを2基(うち1基はThunderbolt 3)に加え、標準サイズのUSB 3.0 Type-Aも1基を搭載。USB機器の利用が便利になった。

ファンレスで12型MacBookに近い位置付けだったMateBook Xに対して、今回のMateBook X Proは全体的にMacBook Proを意識したデザインになっている。モバイルと高性能を両立したい人に向けたノートPCといえそうだ。

製品構成は2モデル。Core i5+8Gバイトメモリー+256Gバイト SSDのモデルが14万9800円、Core i7+16Gバイトメモリー+512Gバイト SSD+dGPU搭載の上位モデルが20万9800円である(いずれも税別)。5月10日から先行予約を受け付け、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、Amazon.co.jpで6月15日より販売を開始する。

(ライター 山口健太)

[日経 xTECH 2018年5月10日掲載]

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