2018年11月14日(水)

マイクロソフトが「Xbox」手放す? 4つの兆候

CBインサイツ
米巨大ITへの逆風
コラム(テクノロジー)
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2018/5/14 2:00
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■根拠3:社内投資部門も法人事業に焦点をあてている

MSの投資部門マイクロソフト・ベンチャーズも最近、ナガラジュ・カシャップ氏の下でベンチャー分野の一大勢力になっている。

次の図表で示されるように、MSベンチャーズの投資活動は活発化している。

MSベンチャーズの投資活動

MSベンチャーズの投資活動

MSベンチャーズによる投資案件を(前述のM&Aについての分析と同様に)法人事業と消費者事業に分類すると、法人事業への志向がやはり鮮明になった(注:どちらか一方の事業に分類できない案件は除外した)。

MSベンチャーズは法人ハイテク企業に照準を定めている

MSベンチャーズは法人ハイテク企業に照準を定めている

■根拠4:特許と知的財産は引き続き法人事業に重点を置く

最後の根拠は、MSが知的財産の分野で依然として法人事業に力を入れている点だ。

ベンチャー投資やM&Aのように法人事業への顕著なシフトはないものの、次のグラフで示されるように、MSはかねてより消費者事業よりも法人事業の知的財産を重視していることが分かる。

CBインサイツによるこの調査ではMSの特許を全て見ることができる(注:法人事業か消費者事業に明確に分類できるものだけを記載。破線は申請のみで、まだ特許を取得していない)。

研究開発は引き続き法人事業に重点(2010~17年のMSの法人事業と消費者事業の特許取得件数、申請日ベース)

研究開発は引き続き法人事業に重点(2010~17年のMSの法人事業と消費者事業の特許取得件数、申請日ベース)

こうした実態は、MSの方向性を根拠に基づいて表している。

MSは最近、クラウドと人工知能(AI)部門などを再編し、ウィンドウズ事業から転換する姿勢を示した。今回指摘した事実は、さらなる転換の可能性があることを示唆している。MSが本当にXboxを手放す日が来るかもしれないということだ。

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