首相、米朝会談決定を歓迎 「拉致前進を期待」
安倍晋三首相は11日午前、米朝首脳会談が6月12日にシンガポールで開催されると決まったことについて「歓迎したい」と述べた。「この歴史的な米朝会談によって核問題、ミサイル問題、何よりも重要な拉致問題が前進していく。そういう機会になることを強く期待したい」と話した。札幌市内で記者団に語った。
首相は「日本側の考えをしっかり米国に伝えながら米国と共に準備を進めていきたい。トランプ米大統領とも電話などを通じて綿密に連携をとっていきたい」と強調。「米朝会談が成功し、北朝鮮に関わる諸問題が解決するよう日本としても全力を尽くしていく決意だ。日米、日米韓で、あるいは中国やロシア、国際社会としっかり連携していくことが大切だ。日本もしっかりと役割を果たしていく」とも訴えた。