2018年5月23日(水)

米朝首脳会談、6月12日にシンガポールで開催

トランプ政権
朝鮮半島
北米
2018/5/10 23:44
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 【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は10日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長との初の首脳会談を6月12日にシンガポールで開くと発表した。北朝鮮の非核化にどこまで具体的な道筋をつけられるかが最大の焦点だ。朝鮮半島を含む東アジアの安全保障情勢の重大な転換点となる可能性があり、日本の外交・安保戦略にも影響を及ぼすのは確実だ。

米朝首脳会談の日程について言及したトランプ米大統領のツイッター画面

米朝首脳会談の日程について言及したトランプ米大統領のツイッター画面

 トランプ氏はツイッターで「世界の平和のために特別な瞬間にしたい」と会談に向けた意欲を表明した。これに先立ち、同日未明には記者団に「朝鮮半島の完全な非核化をめざす」と強調、北朝鮮との非核化交渉に自信を示した。

 首脳会談の場所を巡っては、シンガポールやジュネーブ、ウランバートルなどの第三国のほか、平壌開催も取り沙汰されていた。トランプ氏はシンガポールのほか、具体的な候補地として南北軍事境界線にある板門店に言及したことがある。

 首脳会談では先の南北首脳会談で打ち出した「完全な非核化」の目標について、その期限や手法をどこまで具体的なものにするかが最大の課題となる。日米韓3カ国は2020年ごろまでの2年内の核放棄を念頭に「完全で検証可能かつ不可逆的な核放棄」(CVID)の実現を探っている。

 ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)は北朝鮮の核放棄を先行させ、それが実現するまでは実質的な見返りを与えない方法が望ましいとの考えを示している。リビアに大量破壊兵器の計画を放棄させた事例を参考にしている。

 北朝鮮の金委員長は「段階的で同時的な措置」によって非核化をめざす考えを中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席に伝えている。非核化の取り組みに応じ、制裁緩和やエネルギー支援などの見返りを受ける手法が念頭にあるとみられる。6月12日の首脳会談までにどこまで調整が進むかは不透明だ。

 トランプ氏は3月8日、先に訪朝して金委員長と会った韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使と面会。非核化への意欲を示すとともに核・ミサイル実験の凍結を約束した金委員長からの直接会談の申し出を受け入れた。その後、ポンペオ国務長官を北朝鮮に3月末と5月9日の2回派遣し、調整にあたっていた。

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