2019年6月16日(日)

ホクレンの工場など、中国向けコメ輸出拠点に

2018/5/10 22:00
保存
共有
印刷
その他

日中首脳会談で日本産米の中国向け輸出に必要な精米施設などを増やすことで合意したのを受け、北海道内ではホクレン農業協同組合連合会の精米工場と、薫蒸倉庫2施設が新たな対象施設に指定された。国内では少子高齢化などでコメの需要が減るなか、道産米を中国に売り込む契機になりそうだ。

新たに指定を受けたのはホクレンの精米工場「ホクレンパールライス工場」(石狩市)と、小樽倉庫事業協同組合と石狩湾新港倉庫事業協同組合がそれぞれ小樽市内に持つ薫蒸倉庫2施設。中国政府はこれまで、検疫上の問題で神奈川県内の精米工場や薫蒸倉庫で処理したコメのみ輸入を容認していた。

農林水産省によると、2017年のコメ輸出量は1万1841トンで、このうち中国向けは298トン。道産米の中国向け輸出量は44トンだった。指定施設への輸送コストや出荷時間がかかることから、道産米の中国向け輸出は伸び悩んでいた。

ホクレンは15年度に卸業者などを通じ、中国向け輸出を開始。16年には当時の佐藤俊彰会長が上海の高級スーパーで道産米をアピールし、15年度より5トン多い18トンを輸出した。ホクレンは「輸出しやすくなるが、国内需給を見極めながら中国での市場調査を進めたい」としている。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報