復旧工事、秋以降に着手へ 大分山崩れ1カ月

2018/5/10 19:16
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住民6人が犠牲になった大分県中津市の山崩れは11日で発生から1カ月。県は二次災害を防ぐ応急工事を進め、例年梅雨入りする6月5日までの完了を目指す。並行してボーリング調査を実施し8月末までに原因を特定、復旧工事の着手は秋以降になる見通しだ。

4月11日未明、集落の裏山が崩れて住宅4棟が巻き込まれ、男性1人、女性5人が圧死した。

県は川に土砂が流入するのを防ぐため、近くの川沿いに土のう約千個を積み、カメラや亀裂の幅を測る伸縮計も設置して24時間監視している。さらに斜面に地下水を抜く長さ約70メートルのパイプ10本を通し、崩落を防ぐため凝固剤で表面を固める。

県は最終的に現場を元の保安林に戻す方針だが、数年かかる見通しだという。県の樋口昭森林保全課長は「崩落原因を特定しないと復旧工事に着手できない。10月ごろには始めたい」と話す。

国土交通省のチームは岩盤が雨水の影響で風化したと解説。林野庁と日本地すべり学会は、地下水で粘土化した中腹の岩盤が地すべりを引き起こした可能性があると指摘した。大分大の鶴成悦久准教授(災害情報学)は地下水の影響で斜面中央部が崩壊し、支えを失った周辺が崩れたとみる。

近くの自営業、松原幹生さん(63)は「自宅裏山が崩落しないか怖い。石がぽろぽろ落ちている」。現場は「土砂災害警戒区域」に指定されていたが、ハザードマップは未作製だった。市は危険箇所を示した簡易版を6月1日から配布する。〔共同〕

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