2019年4月24日(水)

フィリップスと国循、医療AIを共同開発

2018/5/10 17:11
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オランダ・フィリップスの日本法人であるフィリップス・ジャパン(東京・港)と国立循環器病研究センター(国循)は10日、医師の診断や病気の予防を支援する人工知能(AI)を共同開発すると発表した。国循が持つ脳卒中や心臓病に関する大量のデータを使い、フィリップスが目的別にAIを構築する。3年程度の間に十数件の開発を目指す。

提携協定を結んだフィリップス・ジャパンの堤浩幸社長(左)と国立循環器病研究センターの小川久雄理事長(10日、東京都千代田区)

「AIアナリティクスプロジェクト」と呼ぶ協定を結んだ。フィリップスの堤浩幸社長は都内で開いた記者会見で「医療に特化したフィリップスのAI技術は高い価値をもたらす」と強調した。国循の小川久雄理事長は「2019年に移転を予定する新拠点には複数の病院が集積し、膨大なデータが集まる。宝の持ち腐れにならないようにしたい」と話した。

磁気共鳴画像装置(MRI)などで撮影した画像の処理技術や、医療用AIの知見といったフィリップスの得意分野と、国循が持つ膨大なデータや医療機関の専門知識を組み合わせる。国循は新拠点に外部企業と組むオープンイノベーションの研究開発施設を設ける計画で、ここにフィリップス・ジャパンが入る。

先行して18年中に、心筋梗塞の予測につながる冠動脈の観察を支援するAIなど3件の開発を始める。将来は日常の血圧や電子カルテ、遺伝情報など多様な情報を分析し、発症を予測するAIの実現を目指す。

フィリップスは世界で、従来の医療機器にIT(情報技術)を組み合わせ、日々の健康から予防、診断、治療、在宅治療まで一連のヘルスケア領域を支援するサービスを強化している。日本でも17年にソフトバンクなどと提携して新サービスを開発すると発表した。

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