2019年6月17日(月)

加計関係者と「3回面会」 柳瀬氏が認める

2018/5/10 17:00
保存
共有
印刷
その他

衆参両院の予算委員会は10日、国家戦略特区を使った学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡り、元首相秘書官の柳瀬唯夫経済産業審議官を参考人招致した。柳瀬氏は2015年に計3回、首相官邸で加計学園関係者と面会したと認めた。同学園の加計孝太郎理事長に関し「安倍晋三首相と友人であることは認識していたが、特別扱いしたことはない」と述べた。

参考人招致で答弁のため挙手する柳瀬元首相秘書官(10日午前、国会内)

柳瀬氏は同年2月から6月ごろにかけて3回、加計学園関係者と会ったことを認めた。4月の面会時には約10人の随行者がいたといい「愛媛県や今治市の職員もいたのかもしれない」と語った。県や市の職員との面会を「記憶の限りではない」としてきた従来の発言を事実上、修正した。学園関係者との面会について、昨年7月の時点で今井尚哉首相秘書官に報告したことも明らかにした。

一方、獣医学部の新設計画について、首相から指示を受けたことはなかったとも説明。学園関係者との面会を「首相に報告したことも一切ない」と強調した。自身が15年8月に首相秘書官を退任したことに触れ「(特区の)事業者の選定は17年になってからであり、私が関与する余地はなかった」と語った。

首相は獣医学部の新設計画を知ったのは事業者が決まった17年1月20日と説明している。柳瀬氏は学園関係者と初めて面会した15年2~3月ごろに計画を認識したと説明した。野党側は「空白期間がある」と首相と柳瀬氏の発言の整合性に疑問を呈した。

愛媛県が作成した文書には、15年4月に柳瀬氏が首相官邸で学園関係者や愛媛県職員、同県今治市職員と会い、獣医学部の新設計画に関し「首相案件」と発言したとの記載がある。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報