2019年6月18日(火)

北朝鮮解放の米国人3人が帰国 米朝首脳会談へ前進

2018/5/10 16:27
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【ワシントン=永沢毅】北朝鮮の拘束から解放された米国人3人は10日未明(日本時間同日午後)、ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地に到着した。トランプ米大統領とペンス副大統領が現地に赴き、3人の帰国を出迎えた。米朝間の懸案の一つが取り除かれたことで信頼醸成が進み、6月初旬までに見込まれる米朝首脳会談の実現に向けて前進した。

解放された米国人3人は、9日に再訪朝したポンペオ国務長官とともに帰国した。トランプ氏はメラニア夫人を伴って3人を乗せた飛行機に乗り込み、その後3人とともにタラップに姿を現した。国務省によると、いずれも健康状態に問題はないという。トランプ氏は3人に「特別な夜だ。この国に戻ってこれておめでとう」と呼びかけた。

北朝鮮に拘束された米国人を巡っては、2017年6月に昏睡(こんすい)状態で解放された大学生オットー・ワームビア氏が帰国後に死亡。米世論が硬化した経緯がある。北朝鮮は米朝首脳会談を前にこうした展開を避けたいと判断し、今回は慎重に事を運んだとみられる。

未明に米大統領自ら帰国を出迎えるのは極めて異例だ。支持率が低迷するなかで、3人の帰国を成果として誇示したいトランプ氏の思惑がうかがえる。

再訪朝したポンペオ氏は金正恩(キム・ジョンウン)委員長と面会し、米朝首脳会談の議題や日程の詰めの調整にあたった。トランプ氏は9日、米朝首脳会談の日程などを「3日以内」に発表すると表明。候補に浮上していた韓国と北朝鮮の軍事境界線上の板門店での開催を否定しており、シンガポールでの開催が有力視されている。

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