2018年5月23日(水)

福島・大熊町で田植え 避難解除、営農再開へ

社会
2018/5/9 11:10
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 東京電力福島第1原子力発電所事故による避難指示が2019年春に解除される予定の福島県大熊町南部の大川原地区で9日、営農再開に向けた田植えが始まった。町民ら約20人が復興への期待を込めてコシヒカリの苗を手作業で丁寧に植えた。町の担当者は「帰還する人がすぐに米作りができるよう準備を整えたい」と話した。

福島県大熊町で営農再開に向けて始まった田植え(9日午前)=共同

福島県大熊町で営農再開に向けて始まった田植え(9日午前)=共同

 町は14年から除染の効果を確認し、収穫したコメは原則廃棄する試験栽培を実施。検査では国が定めた放射性セシウムの基準値1キログラム当たり100ベクレルを全て下回った。今回から検査後に販売も可能な実証栽培に切り替え、町のイベントなどで消費する予定。

 大熊町は全町避難が続いているが、大川原地区を含む一部地域では住民の帰還に向け夜間も滞在できる準備宿泊が4月24日から開始。第1原発が立地する大熊町、双葉町で初となる帰還に向けた動きが進んでいる。

 放射線量が高く立ち入り制限が続く帰還困難区域では、政府が一部に住民が住める特定復興再生拠点区域をつくり、22年春の避難解除を目指している。〔共同〕

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