マレーシア下院選、投票始まる 異例の水曜日、投票率焦点に

2018/5/9 9:00
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【クアラルンプール=中野貴司】マレーシアで9日午前、連邦議会下院選(定数222議席)の投票が始まった。ナジブ首相率いる与党連合・国民戦線と、マハティール元首相を首相候補とする野党連合・希望連盟が政権をかけて争う。今回は投票日が異例の水曜日に設定されており、投票率も与野党の獲得議席数を左右する。

投票は午後5時(日本時間午後6時)に締め切られ、即日開票される。開票が順調に進めば、9日深夜から10日未明にかけて大勢が判明する見通しだ。

政権の枠組みを決める下院選は1957年の独立以来、与党連合が過半数を確保してきた。今回は野党連合が、03年まで22年間にわたって首相を務めたマハティール氏を首相候補として擁立。野党連合は従来の支持層だった中華系に加え、マレー系有権者からの支持も増やし、与党連合と激しい戦いを繰り広げる。

前回13年の総選挙では投票率が約85%に達し、野党連合は与党連合を上回る得票率を得た。危機感を強めたナジブ政権は今回、労働者が投票のため地元に帰りにくい水曜日に投票日を設定した。批判を受け、その後9日の投票日を祝日にしたものの、職場を離れられない有権者が投票できない懸念がある。

投票率が下がれば、組織票の多い与党連合に優位な展開になる。野党連合は交流サイト(SNS)などを通じて、若年層に投票を呼びかけている。

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