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98年度生まれ「黄金世代」 女子ゴルフ界をリード

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2018/5/10 6:30
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その勝は15歳でのツアー初優勝後、高校時代に日本ジュニア、日本女子アマ、日本女子オープンローアマのアマ3冠を達成した。常に注目されながらプロルーキーイヤーもアクサ女子3位、フジサンケイ女子5位など世代の旗手にふさわしい戦いぶりをみせている。ただ、勝の目標はあくまでも優勝。それも「4月までにプロ初優勝」を掲げたが、なかなか届かない。最終日6個のバーディーを積み上げながら、17番のダブルボギーで失速したフジサンケイ女子では「まだ優勝する時ではなかったのかな」と、無念さをのみ込んだ。

新垣比菜(中央)のツアー初優勝を勝みなみら同期が祝福した=共同

新垣比菜(中央)のツアー初優勝を勝みなみら同期が祝福した=共同

勝に先んじてプロ初優勝を決めたのが新垣比菜。4月のサイバーエージェント女子は初日から首位を走り抜く完全優勝だった。なかなか優勝の実感がわかない様子の新垣を歓喜の涙で祝福したのが勝と吉川桃、吉本ひかる、河本結の4人。新垣の優勝に一番泣いた勝はこう語った。「なかなか勝てない経験を同じようにしてきたから、気持ちがわかる」。なにより自身に課していたシーズン序盤での優勝という目標を、ともに頑張っている同期が達成したことに救われる思いだっただろう。

20年東京五輪を見据えて…

アマチュア時代の16年、プロとして臨んだ17年と日本女子オープンを連覇した畑岡奈紗も同じ98年度生まれだ。14年日本ジュニア(15~17歳の部)で、最終日6打差リードを勝にひっくり返されて優勝をさらわれたのを機にゴルフへの取り組みが一変し、それがいまにつながっている。「これから私たちの世代が日本を引っ張っていく」と宣言した昨年の日本女子オープン連覇でのスピーチは記憶に新しい。主戦場の米国から5月には一時帰国してワールドレディース・サロンパス杯に参戦。強行日程の疲れと闘いながら、黄金世代トップの11位だった勝と1打差の16位となり、国内メジャー今季初戦を盛り上げた。

勝は休む間もなく、8日の全米女子オープン日本予選(茨城県大利根CC東・西)に挑んだが、出場権獲得はならなかった。「一度海外に挑戦して、自分がどれだけできるか(実力を)測ってみたかった。また来年もチャンスはあると思う。まずは日本ツアーで頑張る」。目指すは新垣に次ぐプロ初優勝。その先に2020年東京五輪を見据えるのが黄金世代の共通目標でもある。中学3年の秋に20年五輪の東京開催が決まり、その翌年春に勝のツアー優勝で夢に目覚めたゴルファーたちなのである。

(串田孝義)

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