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98年度生まれ「黄金世代」 女子ゴルフ界をリード

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2018/5/10 6:30
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プロ野球では高校からプロ入りして5年目の選手が大化けすることがよくある。これは即戦力を期待されてプロに入ってくる大学進学組の同級生に負けたくないという思いが強いから。プロ入りの年次より、甲子園を頂点とした高校野球の学年次でもって「同期」を強く意識する。1980年度生まれの「松坂世代」は「昭和55年会」を、高校時代は「ハンカチ世代」といわれた88年度生まれは田中将大(ヤンキース)らを中心に「88年会」を結成し、オフシーズンにも一緒に活動するなど公私とも付き合いが深い。

合格ラインが2アンダー、ハイレベルの89期

プロゴルファーにとって同期といえば、まずプロテスト合格年を指す。昨年7月のプロテスト合格者22選手は「LPGA第89期生」といった具合。とはいえ、ゴルフもジュニア時代から大会が目白押しで、そこで出会った全国のライバルとSNSなどで日々通じ合っている。同期といえば、同学年の仲間同士の絆が強くなっているようだ。

黄金世代の先陣を切って飛び出した三浦桃香(右)。アクサ女子で勝みなみと笑顔でピースサイン=共同

黄金世代の先陣を切って飛び出した三浦桃香(右)。アクサ女子で勝みなみと笑顔でピースサイン=共同

89期生のうち98年度生まれが11人と、半数を占めた。昨春高校を卒業し、プロテストに一発合格した選手たちだ。しかもそのプロテストは少なくとも2000年以降初めて合格ラインがアンダーパー(2アンダー)になるというハイレベルな戦いだった。新世代台頭の衝撃はすさまじく、98年度生まれの女子プロゴルファーをいま「黄金世代」と呼び習わす空気が生まれている。

プロルーキーイヤーの今季、まず飛び出したのが三浦桃香だった。3月、地元宮崎で開催されたアクサ女子で豪快なドライバーショットを武器に、初日66、2日目68をたたき出して首位を走り、最終日を最終組でプレーした。実は三浦はプロテストには合格していない。昨年5月に交通事故に遭った影響で練習不足がたたり、合格ラインに1打及ばなかった。今季はツアー予選会上位の資格で参戦している。こうした89期生になれなかったツアー参戦組の層が厚いのも黄金世代たるゆえん。

2日目に4位に浮上し、優勝争いに顔を出した4月のKKT杯バンテリン女子は、同学年の勝みなみがアマチュアだった15歳293日でツアー史上最年少優勝を果たした試合だった。三浦は「テレビで見ていた。みなみちゃんのおかげで私たちは伸びたし、黄金世代と呼んでもらえるのは彼女のおかげ」。黄金世代は事実上「みなみ世代」なのだという。

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