2019年5月26日(日)

三谷産業、広島に車載用部品の拠点 海外の量産工場の技術構築へ

2018/5/8 19:00
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三谷産業は8日、車載用の樹脂成形品の新拠点「広島事業所」が完成したと発表した。ベトナムに複数ある子会社における量産技術を確立し、製品の品質管理体制を構築することに役立てる。自動車業界で「CASE」と呼ばれるつながるクルマや自動運転、シェアリング、電動化の波が押し寄せており、樹脂成形品に電子部品を組み合わせた複合ユニット製品の需要に応える。

建物は3階建てで、近隣に分散していた生産や研究機能などを1棟にまとめ、射出成型機や測定器などを置いた。設備投資額は今後の新設備導入を含めて約7億9千万円。三谷忠照社長は「車載用部品の設計段階から深く関わる立場を目指したい」と新拠点完成の意義を強調した。

同社はベトナム子会社で主にワイヤハーネス(組み電線)のカバーなどを生産し日系の自動車部品メーカー大手に供給している。広島事業所では既存製品の自動検査やラインでの自動組み立ての技術確立も目指す。

クルマの電子制御の進化に対応するため2019年4月をめどに日本製鋼所の設備を導入する。金型をスライドさせながら樹脂を成形する新たな生産手法「DSI」の量産技術の確立を狙う。電子部品を金型の中に装着してから樹脂で成形するため、完成品はつなぎ目がなくなり、見た目が良くて気密性も高まる。

三谷産業は14年、富士通とベトナムで車載用の複合ユニット製品を生産する共同出資の会社を設立、17年8月に工場を増築した。隣接する富士通のプリント基板の生産子会社についても17年春に連結子会社にしており、技術的に難しい車載用部品を一貫して生産する体制を整えている。

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