2019年5月20日(月)

ZARA、ネット販売特化の期間限定店 六本木で日本初

2018/5/8 12:41
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スペインの衣料品世界最大手インディテックスは主力ブランド「ZARA」でネット販売に特化した店舗を9日から期間限定でオープンする。店に置かれた洋服のタグを専用アプリで読み込めば、自分に最適なサイズの服が手配される仕組み。ネットとリアルをつなぐ次世代のアパレル店をアピールする。

男女向けの約200品が展示されている(ZARA六本木店)

六本木ヒルズ(東京・港)内に開いた期間限定店は2階建てで約800平方メートル。大人や子ども、ベビー向けの衣料品が並び、ゆとりを持たせた陳列だが通常店舗と大きく変わらない。違うのは好みの洋服が見つかっても、そのまま買って帰れないことだ。

客は気に入った商品のタグに書かれたバーコードを専用スマホアプリでスキャンし、サイズなどを入力すると、客に合うものがフィッティング室に到着する。気に入れば改めてネット通販サイトや店内のレジで購入する仕組みだ。

13時までに注文した場合、当日の18時以降に店頭で商品を受け取ることができる。商品を他の店舗に送ることもできるようにした。買い物の後に手ぶらでレジャーや飲食を楽しみ、後日、自宅近くで商品を受け取るような利用法を想定する。

ZARAが同様の店舗を出すのは英ロンドン、イタリア・ミラノに続き3店目。フィッティング室を設けたのは日本が初めてとなる。店頭に様々なサイズの商品を陳列する必要がないため、店員の手間が減らせる。スタッフの人数は通常より3割ほど減らせるという。

海外ではネット通販で注文した商品を店頭で受け取る「クリック&コレクト」が広がりつつある。ZARAは日本でも同様のサービスが受け入れられるか、期間限定店を通じて反応を探る。

日本では丸井グループが試着品だけを置いた売り場を試験導入しているが、「ユニクロ」をはじめ大半のアパレル店では導入していない。日本では宅配サービスが充実していることもあり、ネットで買った商品を店頭で受け取る方式が浸透するかは不透明だ。世界首位インディテックスの取り組みが消費者に受け入れられるか、業界が注目している。

(原欣宏)

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