無期懲役、重慶市前トップの孫氏

2018/5/8 12:13
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【北京=多部田俊輔】中国の天津市第1中級人民法院(地裁)は8日、収賄罪に問われた前重慶市トップ、孫政才・前同市共産党委員会書記に対し、無期懲役の判決を言い渡した。孫氏は習近平(シー・ジンピン)国家主席の後継候補と一時は目された人物で、上訴しない考えを表明し、判決が事実上確定した。解任から10カ月という異例のスピード決着は、習氏1強体制を改めて印象づけた格好だ。

同法院によると、孫氏やその関係者は2002年から17年までに北京市幹部、農業相、吉林省トップ時代を含めて職務上の地位を利用し、1億7000万元(約29億円)余りの賄賂を受け取った。同法院は国家機関の秩序を破壊し、公務員の信用を損なったとして、公民権の終身剥奪と財産没収も命じた。

孫氏は捜査機関が把握していなかった犯罪まで告白するなど罪を認めたほか、判決を受け入れる方針を示した。孫氏は12年に49歳の若さで党指導部を構成する25人の政治局員の一人に選ばれた。一時は習氏の後継候補にも目されたが、昨年7月に重慶市トップを解任された。

孫氏解任から判決までの期間は約10カ月間。習氏のライバルと一時はみなされた元重慶市トップの薄熙来氏と、胡錦濤(フー・ジンタオ)前国家主席の側近だった令計画・元全国政治協商会議副主席はそれぞれ失脚から1年以上かかって無期懲役の判決を受けた。

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