車に変形する人型ロボット 試作機公開、子供ら歓声
栃木県茂木町のサーキット施設「ツインリンクもてぎ」で5日、人型から自動車に変形するロボット「ジェイダイト・ライド」の試作機が初めて一般公開され、SF映画さながらの変形ぶりで子供たちを沸かせた。

最初は高さ約4メートルの人型ロボットが、約1分の遠隔操作で車型に変形。開発者の男性が運転席に乗り込み、子供たちの掛け声に合わせて操作すると、人を乗せたまま再び人型になり、大きな歓声が上がった。宇都宮市から家族で訪れた太田遊子さん(7)、楓ちゃん(3)姉弟は「かっこよかった」と笑顔を見せた。

一般公開は変形だけだったが、人型では1時間に約100メートルの歩行、自動車では最高時速60キロの移動が可能という。
ロボットの企画や開発を手掛けるアスラテック(東京)など3社が、約3年かけて共同製作。遊園地の乗り物や、合体するロボットの開発も進めているという。〔共同〕