米携帯4位スプリント、11年ぶり最終黒字 18年3月期

2018/5/3 7:17
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【ニューヨーク=清水石珠実】ソフトバンクグループ傘下で米携帯電話4位のスプリントが2日発表した2018年1~3月期決算は、最終損益が6900万ドル(約76億円)の黒字に転換した。前年同期は2億8300万ドルの赤字だった。18年3月期通期でも73億8900万ドルの黒字となった。通期で黒字確保は11年ぶり。

スプリントは11年ぶりに最終損益で黒字を確保した。写真はニューヨークのスプリント店舗=AP

スプリントは11年ぶりに最終損益で黒字を確保した。写真はニューヨークのスプリント店舗=AP

14年夏に就任したマルセロ・クラウレ最高経営責任者(CEO)による大胆なコスト削減策に加え、契約者流出に歯止めがかかり3年連続で契約者を増やした。トランプ政権による大幅な法人税減税も利益を押し上げた。

スプリントは4月29日、米3位のTモバイルUSと経営統合する計画を公表した。統合に向けて同社は2日、5月末日までにCEOにミシェル・コンブ最高財務責任者(CFO)が昇格し、クラウレ氏が会長に就く人事を発表。2日の決算会見でクラウレ氏はトップ交代の理由について「米当局から(Tモバイルとの経営統合の)承認を得る努力に時間を割くため」と説明した。クラウレ氏はソフトバンクの最高執行責任者(COO)にも就任する。

スプリントの1~3月期の売上高は同5%減の80億8300万ドル。携帯電話事業の成長の指針となる新規契約件数(プリペイド、タブレットを除く)は5万500件増と、11四半期連続で純増を達成した。上位3社をみると、Tモバイルが61万7千件の純増だった一方で、首位ベライゾン・コミュニケーションズが2万4千件の純減、2位AT&Tが2万2千件の純減だった。

18年3月通期の売上高は、前年比約3%減の324億600万ドルだった。

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