京急、ベンチャー出資枠新設 18年度は1億円
京浜急行電鉄はベンチャー企業への出資枠を新設した。2018年度は総額1億円の出資を計画する。有望な新規事業を手がけるベンチャーへの出資を通じて沿線の魅力を高め、利用者を増やしていきたい考えだ。
沿線の価値向上や課題解決につながり、京急グループの既存事業と相乗効果が見込める事業を手がける複数のベンチャーに出資する。17年10月から実施している新規事業創出プログラム「KEIKYU アクセラレーター」の採択企業を中心に出資先を検討する。
1社当たりの出資額は数百万円から数千万円程度を予定する。出資先のベンチャーは、京急グループの経営資源を活用した製品やサービスを開発できるほか、経営などについて助言を受けられる。19年度以降は出資枠を拡大することも検討する。
京急電鉄は2月に創立120周年を迎えた。「更なる発展に向けて、新規事業創出の取り組みに積極的に挑戦していく」という。